中新田 火伏せの虎舞
2013年04月19日
言い伝えによれば600年ほど前に、大崎義隆公が中新田に城を気づいた際、八幡神社と稲荷神社を祠った。城主が、「雲は竜にしたがい、風は虎にしたがう」の故事にならい、稲荷神社の初午祭りの折に虎舞を奉納し、虎の威をかりて風を鎮め、火伏せを祈願したのがこの虎舞の起源といわれる。
中新田の町は大火に見舞われることがしばしばあったとのことで、当時の人々が神仏に、禍を除き火難より逃れようと祈願したのであろう。
現在は、地元消防団の手によって受け継がれている。
虎は二人一組の数頭からなり、囃子は笛4~6名、太鼓2・3名で構成されている。
毎年4月29日 中新田火防祭にて演舞されている。