上町法印神楽
2013年04月23日
登米市豊里町上町の稲荷神社に法印により奉納されてきた神楽である。弘化年間(1844~1847)のころからの由来を持つ。
明治の神仏分離により各地の法印神楽は継承が困難な状況におちいったが、当時稲荷神社の祭祀を行っていた法印の後をついだ阿部善太郎氏・善八氏らが上町法印神楽を継ぎ演じてきた。その後、明治20年より神社の氏子等が引き継ぐようになり、現在は保存会が伝承している。
宮城県女川町で継承されている江島法印神楽に大正時代、上町法印神楽の師匠が赴き指導したものである。
大太鼓一名、笛二・三名、舞手は演目により異なる。演目は18番伝えている。
稲荷神社秋季例祭にて奉納。