塚沢神楽
2014年09月25日
塚沢神楽は南部神楽の流れを汲む神楽である。嘉永二年臼堀職人が東山田河津村竹沢(現東山町)に来て、地元の若者たちに指南したのが東磐井における南部神楽の始まりだといわれている。塚沢神楽は東磐井郡奥玉村の菊地譲太郎によって伝授され、現代まで保持されてきている。
楽器構成は、太鼓と手びら鉦からなり、太鼓は胴を取るものを胴取りといい神楽を主導しながら太鼓を打つほか、神楽歌を唄う。
曲目は全部で三十一に分かれ、所要時間は二十三時間にわたる。鳥舞、三場、天岩戸開き、日光権現の他多数に分かれ、短いもので十五分、長いもので二時間演じられる。
舞手の数は、三十一の演技ごとに異なり、翁面、荒面、若人面、女形面、道化面、三場面、狐面、蛇頭面などを使い分けて踊る。
〇時期
下八瀬地区八雲神社祭典。平八幡神社祭典に奉納しているが定期的ではない。