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飯土井神楽

2014年10月09日

 飯土井神楽は安政二年に初代の師匠佐藤栄次氏が、岩手県西磐井郡永井村高倉から来て、飯土井の有志たちに神楽を伝授されたものと伝えられている。二代目師匠は、明治初期に岩手県西磐井郡男沢の千葉勝三郎氏から教えを受けた。初代は道山流、二代目は鹿島流との二つの流派から長所を取り入れ、大正初期には千田清人氏による栗駒神楽との三流派が合流し、勇壮かつ活気溢れる舞となった。終戦後の二十数年間は門弟も少なく衰退していたが、昭和四十八年再興し、現在の神楽保存会の設立となった。

 飯土井神楽の構成は、胴取太鼓一名、手平鉦二名以上、舞子数名の約九名となる。

 曲目は、三番奴、岩戸入り、岩戸開き、三熊退治など全三十三番。

○所在地

 登米郡東和町米川字飯土井

○時期

 春秋にかけて神楽奉納(浜方面に招ばれることが多い)

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