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木下白山神社丹波神楽

2014年10月09日


 ここの神楽は、藩祖正宗公が慶長12年の薬師堂修営に際し、自らが滅した国分氏の霊を供養するため、国分氏の氏神白山神社に遺族遺臣をも集め神楽を奉納したのを始まりとしている。神楽は遠く丹波の国より藤原丹波之亟を師匠として招き、丹波流神楽と称している。以来伊達家のお抱え神楽として庇護され、例祭には流鏑馬や舞楽とともに舞われてきたものである。
 丹波神楽は、その様式、演目、芸態の現状からみて、やはり関東系の12座神楽の影響も見逃せないが、独特の重厚さと軽妙さを兼ね備え、舞の型には呪法の印を切ったりし修験風な芸風も残している。舞台正面先には神籬ひもろぎが置かれ、舞人は舞の前後に拝礼を欠かすことはない。奉楽も3つの曲節を組み合わせ、筋書きのある能風の舞もあるが、すべて黙劇となっている。
 
 時期:旧暦の3月3日に行われるのを恒例としてきたが、現在は4月の第2日曜日に行っている。
 所在地:仙台市若林区木ノ下3丁目77 白山神社


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