七郷神社丹波神楽
2014年10月16日
七郷神社はもと荒井の新屋敷西に鎮座して熊野権限と称していたという。この地域は古くから、木下白山神社の"お浜おり"という神事の行われる際に深沼(荒浜)でのお潮垢離にむかう行列の道筋に当り、白山神社とゆかりの深い土地柄でもあった。 昭和2年、七郷神社境内に神楽殿を建立するに際し、氏子たちが、白山神社の丹波神楽を習得して奉納した。以来、七郷の人々は木下白山神社の例祭に当っても神楽を舞い、その後、白山神社の神楽と舞楽の再興にも指導的立場をとってきている。 丹波神楽は、その源流を丹波神楽としているが、長い年月のうちに多少、土地風な影響も受けたと見られる。しかし、仙台独特の神楽として確かな伝承が続けられることを期待したい。
時期 :4月15日・9月15日
所在地:仙台市荒井字押口55 七郷神社