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岡谷地南部神楽

2014年10月23日

 明治三十八年ごろ、在来の法印神楽に南部神楽が混淆したといわれる登米郡東和町嵯峨立神楽が岡谷地に流伝し、更に栗原郡の南部神楽から狂言演目が取り入れられたものであり、登米町唯一の神楽として現在に至っている。岡谷地南部神楽は、テンポの早い伴奏により演舞することを特徴としており、技巧が細やかで演技が華麗かつ劇的で、いかにも農村人が楽しめるような里神楽としての情趣を持っている。

 構成は、二間四方の舞台で、楽器は大胴一人、銅抜子二人、拍子は三拍子が用いられている。

 曲目は、翁舞、三番叟、岩戸開き、切開き、叢雲など全三十一項目以上で、神話や歴史物語等に狂言を加えたものが多く用いられている。演目の中で、岡谷地南部神楽独特の物があり、親神楽を嵯峨立神楽とする神楽の中では珍しいものとされる。

○所在地
 宮城県登米郡登米町岡谷地

○時期
 八幡神社秋季例祭九月、町民文化祭十一月、登米郡神楽大会、地域の氏神様の祭典など。

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