下倉の田植踊
2014年10月30日
昭和46年8月3日付けで宮城県指定無形民族文化財となる。
この踊りは今を去る2百年前の安永年間大倉民部という武将が小倉明神を再建したのち、武運と天下太平、5穀豊穣を祈念する行事として、正月15日や神社祭典の春秋に住民によって踊り伝えられてきたものである。踊りは念仏踊で、歌の調子も非常に哀調をおびている。
また、以前この地で地芝居が演じられていたことから、元禄の歌舞伎踊とおぼしき坂田踊りや、宝暦年中江戸で大当りをとった中村富十郎の始めた石橋(しゃっきょう)も取り入れてあるなど、古風な振りを保持しているのが特色である。
時期:毎年旧9月29日
所在地:仙台市大倉字下倉5