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大倉の役人田植踊

2014年11月06日

 今から約150年前の天保年間、大倉日向地区に、京都生まれの若い源宗という嫌われ者の法印がいて、日向の村人たちは路銀を出しあって返してやったが、3年後の正月ひょっこりこの地区に姿を見せ、3年前世話になったお礼にと、京で覚えたという踊を手ほどきして立ち去ったという。
 この踊りの特長は、弥十郎(役人と呼ばれる一人)の神武天皇と書かれた字を背にし、黒い陣羽織をつける鬼人の所作から始まり、総勢20人前後で踊りまくる。
 弥十郎は青い手甲に小太鼓を持ち、早乙女は艶やかな花笠をかぶり、黒地に白い波兎のはね返しの振袖姿といういでたちで、笛と太鼓にあわせて地区の各家々の庭で踊り狂ったという。

< 時期 >定義如来の夏祭り
<所在地>仙台市大倉字神明前6ノ9

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