大沢の田植踊
2014年12月26日
口伝によれば、寛永年間(1622~1636)に、2代藩主伊達忠宗公が狩りの途中、大沢田植踊りを上覧され、その優れた芸を褒められ、賞詞とともに、特に早乙女と弥十郎の衣装の背紋に、従来の二重桝に上の印だったものを三重桝に上とするように、さらに裾模様に伊達の家紋、竹に雀の紋所を使うことを許されたと伝えられている。また、富谷の田植踊と芸態が近似しており、指匠等も相互に連携してきたといわれている。
昭和63年3月1日付で仙台市の無形民俗文化財に指定されている。
ここの特色としては、踊りの早乙女がもともとは、どこも青年男子の女装によって踊られていたものが、現在はほとんどが女子にかわり、衣装も派手になったりしているものに対し、青葉区芋沢と同様古態をとどめ、現在も男子の振袖姿で踊っていることである。
○行われる時期
現在では、旧8月28日にもっとも近接した日曜日
○所在地
泉区泉ヶ丘3丁目