新田神楽
2015年01月08日
新田神楽は昭和初年の頃、岩手県南より流伝したもので、南部神楽の本流を継承していると言われている。
毎年、近辺地域の祭礼などに招かれ演舞することが多かったが、昭和四十三年頃、胴取りの死去などもあり一時期後継が途絶えていた。しかし、昭和五十一年に岩手県花泉町の大門神楽から師匠を招き、復活に至った。
舞手は部落の青年たちが担っているが、郷土教育と後継育成のため、学童に神楽を修得させ、伝承保存を図っている。
構成は、胴取り一名、手平鉦三名、舞手八名ほどで、演目によって、舞手の数は多少変わる。
曲目は、三番叟、八幡舞、天降り、岩戸開きなど全部で十四目ほど。
時期
四月下旬や五月初旬の祭礼のほか、年に十回程度
所在地
加美郡中新田町菜切谷字原