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宮林神楽

2015年02月05日

 宮林神楽は、宮林部落に鎮座していた元村社の二渡神社の神楽で、法印山伏の修験者の伝承していたものと思われ、明治に至るまで同社社家の藤倉氏と社人たちによって演じられ、一般氏子は関与することができなかった。しかし、明治四十一年、二渡神社が中村の神明社に合祀されたことから氏子たちに引き継がれるようになり、何時の頃からか、従来の神楽に南部神楽の要素が大きく取り入れられ、独自の神楽となって伝えられている。南部神楽三輪流や十二番神楽などと言われているが、構成や芸能など、今は南部神楽となっている。

 構成は、大太鼓一名、手平鉦二名、舞人数名。胴取りの歌う神歌に合わせて舞人が演じる。

 曲目は、岩戸開き、天下り、八幡舞、三宝荒神、三番叟、山の里、注連切りなど。


時期
 五月初旬

所在地
 黒川郡大郷町土橋字宮林
 

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