今泉天津流南部神楽
2015年02月12日
今泉天津流南部神楽は、対象初年の頃、今泉上中田の若生利三郎氏が地域の若者たちに神楽を習得させるために尽力し、登米郡南方村出身の菅原良幸氏の指導を得て南部神楽を伝授してもらった。その後、大正三年九月に八幡神社の祭典で家内安全、五穀豊穣、疫病退散を祈って神楽が奉納された。
戦時中は舞手たちが出征し、後継者も育たず、また神楽殿の崩壊などもあって、しばらく中断していた。しかし、昭和五十三年四月、有志七人と地元青年たちにより復活をみたと言われている。
この神楽は現在、岩手県南から宮城県北にかけて流布している南部神楽の南限に位置している。
構成は、大太鼓一名、手平鉦二名、舞人数名。
曲目は、三番叟、水神舞、明神舞、大国主命舞など十三演目ほど。
時期
四月中旬 八幡神社祭典など
所在地
黒川郡富谷町今泉字見水神沢