関場七福神舞
2015年04月09日
七福神とは七柱の福徳の神である。即ち「大黒天」「恵比寿」「毘沙門天」「福禄寿」「寿老人」「布袋」「弁財天」をいう。
室町時代の末に「七福神盗賊」というと、その家では財物を与えたという。その風習が形を変えて、各地に残っている。関場では「舞い込んだ、舞い込んだ」といって退散するなど、昔の面影が残っている。
関場七福神の最盛期は文化・文政の頃であったようで、そのはやしことばの中に「菊太郎出たやあや」とあり、このはやされた佐藤菊太郎は、明治初年84才で死去しているので、年代を考えあわせると文化の頃になるようである。一時この舞は衰えて維持が困難となったが、地区の古老や青年たちの尽力により昭和40年復活したものである。
○時期
小正月14日の晩
○所在地
柴田郡村田町大字関場字大室沢81