道祖神神楽
2015年04月16日
道祖神社は、延喜式内社で日本武尊が東征のおり八津峰に皇居し、草薙宮と称した東北唯一の社と誇る由緒ある神社である。祭神としては天孫降臨の際、先導神として道を開かれた猿田彦大神と神楽の舞神、天鈿女命の二柱を祀っている。
道祖神社に伝わる神楽は出雲流三拍手と言われ、藩祖伊達政宗公が岩出山から移住の際(約三八〇年前)道祖神社を尊拝し、当社に社家を置き道祖神社を守り、神楽を奏曲している社家一人に対し五人扶持を与え、神楽の保存に意を用いたと言われている。往時には社家百家あまりあったが、その後離散し江戸中・末期には十四家によって神楽が奏曲されていた。現在も社家の子孫に引き継がれている。
構成は、太鼓一名、つづみ大鼓一名、笛一名、舞方数名である。
曲目は、岩戸開之舞、湯立之舞、神姫之舞、浮橋之舞、庭鎮之舞、神招之舞、五穀成就之舞、四方弊之舞、四方固之舞、浪之神楽、三神之舞、山神之舞、剣之舞、桧剣之舞、弊之舞、獅子舞、注連切之舞。
時期
一月十五日(どんと祭)、四月二十日(大祭)、六月十四日(夜)、八月六日(夜)
所在地
宮城県名取市愛島笠島字西台