小泉熊野神社神楽
2015年04月30日
明治十一年旧九月、柴田郡入間田村の鎮守である「八雲神社」で、小泉の村民七名が神楽を学び免許を受け、熊野神社の祭典に奉納したのがそのはじまりとされている。
現在、「御神楽古実伝」という和綴の小冊子が残り、次のように記されている。
「総説。神楽は、太古における神々の活動を後世に伝えたる演劇にして、至尊、至貴の舞なり。是れを修する者、宜しく斎戒沐浴して行う可き者也。昭和三年九月九日、善福謹写」そして、「小泉、御神楽名人」とあり、次に明治十年からの初代の七人、明治三十年二代目の六人、そして大正六年三代目の十人の神楽継承者の人名が記されている。
のちに戦争によって中断されていたが、昭和五十年に古老から中堅、若手と受け継ぎ復活して、現在に至っている。
構成は、大太鼓一名、笛一名、舞手若干名。
曲目は、猿田彦之命舞、四方堅舞、奉幣舞、御太刀剣舞、神子舞、春日舞、弓矢舞、栄矛舞、鯛釣舞、三太刀舞、種蒔舞、獅子舞。
時期
十月十日 小泉熊野神社 村田町郷土民俗芸能発表会
所在地
柴田郡村田町大字小泉入