熊野本宮社付属獅子舞
2015年05月21日
文安年間(約530年前)米沢の屋代郷から山伏修験者によって流伝されたものといわれ、江戸末期、一時中絶されていたものを100年程前に伊藤弥平という人によって再興されたという。
もともとこの獅子舞は、「高館十二神鹿踊」と称されて、伎楽系の二人立の獅子舞とは異なり、一人立の鹿踊りである。
熊野本宮社は米の神様といわれ、それにちなんで五殻豊穣を祈念する行事等がいろいろあるが、この鹿踊りも名取耕土の豊凶を決する重要な祭りでもあり、みのりの秋を迎え得るのは一に鹿踊の賜ものと信じられてきたものである。
○時期
熊野本宮社の祭日、4月18日
○所在地
名取市高館熊野堂字五反田