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竹駒奴

2015年10月02日

 竹駒奴は、奥州岩沼に鎮座する日本三大稲荷竹駒神社初午大祭の神輿行列の先頭に立って進む一群のことである。
 これはかつて伊達六十二万石直属の奴として、岩沼城主古内氏の管理監督下に置かれ、藩主参勤交代のおりには大名行列の先陣を承っていた。明治維新により、この足軽衆もその任務を解かれたが、明治の中頃から奴の姿を再興しようという機運が高まり、大正二年の初午大祭から神輿行列の先供として立派に蘇ることができた。それ以来、三十余名の奉仕により今日に至っている。
 
 構成は、お先九名、金紋挟箱四名、毛槍八名、大鳥毛、小鳥毛各四名、補助者六名の計三十一名。

 奴の掛け声は、
 「セイー サ オーワセー、イヤートマカセ、ヨイヨイトサーサーサー、イヤ コレワイササーサ、イヤ、オーイ」
 意味は、
 『これから、毛槍等の投げ、受けを始めるので、隊形を整え、準備せよ、完了次第、応答されたい』
 ということである。

時期
 旧暦二月の初日と中日の二回

所在地
 岩沼市稲荷町 竹駒神社

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